富士山

バスツアーで富士山行ってきた。往復はバス。山小屋で8合目に宿泊予定だった。
選んだのは完全制覇コース。普通よく使われる5合目の富士スバルラインからではなく、標高500mぐらいの神社から登った。


まず朝6時40分に東京駅集合。
9時30分には神社に着く予定が、高速の大渋滞で神社に着いたのが昼の1時30分。
なんと4時間遅れ。。
バスの中で神社発を選んでいたのは自分たちだけだった。。
この時点でなんか嫌な予感はしてた。


吉田口という登山ルートを5合目まで登山。約4時間。
最初の2時間は木々に囲まれた単調な一本道で、次の2時間は山道。
人も少なく、野鳥の囀りは心地よく耳に響き、木々から発せられているマイナスイオンをたくさん浴び、
有意義な登山だった。


5合目で晩ご飯を食べ終わったのが、夜の7時半ぐらい。
晩ご飯のカレーは至って普通というかむしろまずい。。
夜用に装備して8時に出発。


暗い道をヘッドランプ付けて歩くのは結構面白い。
基本的に傾斜が緩い岩を登ることが多く、ボルダリングの感覚にちょいと似ていた。
近くで花火大会があっていたらしく、ちっちゃな花火を上から見えたときは
標高あがっているんだなって実感した。


8合目ぐらいで空気薄くなってきたと実感した。
実際ちょっと飛ばし歩くと、すぐに息切れする。びっくりした。
高山病でちょっと頭痛くなりバファリン飲んだりした。


宿泊先の山小屋までは4時間半ぐらいで到着。12時半ぐらい。
しかしなんと宿泊先の山小屋のランプがすべて消えていて、唖然とした。
座って待つこと1時間。1時過ぎより人が起きだした。
どうやら、頂上でご来光を見るには1時半ぐらいには出発していないと
渋滞して間に合わないらしい。。
でも自分は飯食いたかったので2時まで待ってラーメン食って、
2時ぐらいから全く寝ないで頂上に向けて出発。
このラーメンまずかったなぁ。。


で、9合目から10合目の頂上に向けてはほんとに大渋滞。人多すぎて危なかった。
なんにも考えてない若い外人とかが割り込んできたり、まぁ大変だった。
星がすごく綺麗だった。たくさん見えすぎて星座が全然分からないぐらい。
夜景も素晴らしかった。


ご来光の予定時間は4時半で、4時ぐらいから全然前に進まなくなり、
仕方なくその辺で道の脇に腰掛け、ご来光を見る。
天気は申し分ない晴れで、ちょっと太陽が雲に覆われたりしたけど、
立派なご来光を見ることができた。
元旦に初日の出とか見たことなかったこともあり、感動的だった。


それから一時間かかって6時前ぐらいにようやくの頂上到着。
頂上までなんと16時間。
感動よりも疲労でしんどかった。
同行者に高山病でしんどい人がいたし、疲れていたのでお鉢巡りはせず、
すぐに下山開始した。


ドラゴンボール蛇の道のように永遠に続くジグザグの道をひたすら降りる。
中途半端に石がでかい砂利道で足腰への負担も半端なかった。


朝9時に五合目のゴール到着。そこでのアイスとコーラはおいしかった。


バスを待って、あとはのんびりのはずが、まだ苦難は続いた。
バス出発時刻が12時でそこまで3時間だらだらなんとか我慢して過ごしたのに、
バスがやってこない。どうやら昨日と同じで渋滞らしい。


1時半過ぎにやっときた。5時間ぐらい待ちぼうけを食らった。
途中で温泉に寄るはずが、実際は単なる大浴場。
バスの運転手が途中で迷子になったりとかあり得ないミスも発生。
時間も押してて、たったの45分しか風呂に入れなかった。。。


新宿に着いたのが、夜7時。とにかく疲れた。
富士山は一度で十分という噂は本当だった。

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厚底のがっちりした登山用のブーツは必需だと思った。
バスツアーはぐだぐだなので、絶対に止めた方がいい。
対応のまずさは半端ない。
車だと渋滞にはまるから電車で近くまで行ってバスで登山口に行った方がいい。
土日は特に混んでいるので、止めた方がいい。
ご来光目的なら特に。
ご来光の瞬間は長袖3枚着てダウンジャケット着てたけど、それでも寒かった。
防寒対策は重要。
0合目から登るのはしんどいだけだから、止めた方がいい。





写真は途中でデジカメの電池が切れて、あまり撮れず。。